シート状にすることで,大面積と水素使用量削減を両立した調光ミラー
2013年 2月 4日 にアップロード
産総研が開発する,シート状の調光ミラーです。 これまで開発してきたものは,ペアガラスの間に水素や酸素を注入して「鏡⇔ガラス」状態を切り替えていましたが,この方式だと水素を多量に使用することから,利便性と安全性の問題がありました。 https://opto.tv/?videos=mirror
今回開発したシートは,ガラスに貼り付ける際にできるわずかな隙間に,水素や酸素を流し込むことで調光が可能です。普通のガラスに貼り付けて使用できるほか,簡単に大面積を実現でき,水素使用量も大幅に減らすことができるので,安全性の面でも優れています。
大気中の水蒸気から取り出せる水素でも調光できるので,より手軽になったほか,自動車の窓にも応用が見えてきました。
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