東京インスツルメンツらが開発した,カメラのように一瞬で画像が取得できる「2次元多共焦点ラマン顕微鏡」

2013年 10月 11日 にアップロード

ラマンJST先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として,東京インスツルメンツ,学習院大学,早稲田大学の開発チームが開発した,カメラのように一瞬で画像が取得できる「2次元多共焦点ラマン顕微鏡」です。

レーザ光を21×21点,合計441点の格子点状(2次元)に分割して試料に照射して各点からのラマン散乱光を同時に測定し,441ピクセルの高空間分解能ラマン画像を1秒で取得できます。これは従来の走査方式のラマン顕微鏡の441倍の速度で観察ができることになり,大幅な観察時間の短縮が可能となります。

アプリケーションとして,時間経過を伴う化学的な反応や,細胞内の観察にも応用したいとしています。

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