富士通フォーラム2012開催

2012年 5月 16日 14 : 13 印刷する

富士通グループの製品・技術を公開する「富士通フォーラム2012」が東京国際フォーラムにて開催されている。

光製品・技術としては「データセンタ向け光ファイバ温度測定システム」や「手のひら静脈技術」,「曲面・大型ディスプレイ」,「高速・大容量向け光通信システム」が発表された。

このうち,光ファイバ温度測定システムはこの4月25日に発表したもので,1本のマルチモードファイバでデータセンタにおけるサーバや通信機器の温度管理を行なう。温度測定は10cm間隔でリアルタイムでの検知が可能。システム価格は2000万円としている。

手のひら静脈認証技術は手のひらの静脈認証と3本の指の指紋認証を同時に可能にしたもので,昨年発表した100万人から1人を特定する認証技術をさらに改善し,1000万人から抽出できるようにした。認証時間は2秒以内としている。また,ノートPCなど薄型機器への組込を可能にする手のひら静脈認証システムも開発中で,試作機の厚さは5mmとなっている。

曲面・大型ディスプレイは,篠田プラズマが開発しているプラズマチューブアレイを使用したもので,既存のLEDディスプレイに比べて消費電力が格段に抑えられる点を強調。屋内外の大規模なデジタルサイネージ向けに提案中だ。

光通信システムでは北米向けに既に販売展開しているパケット オプティカル ネットワーク プラットフォーム「FLASHWAVE9500」を国内市場に投入する予定。100GbEに対応するもので,TDMとWDM伝送システムを一つにまとめたものとなっている。

 

 

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